舞阪港 新星丸 鯛網漁

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年12月22日 14:15



舞阪港の午後、船首デッキ下に流海水を満たしたカンコウ(生け
簀)を持つ鯛網漁船「新星丸」が市場に横付けされています。

鯛網漁とは文字どおり真っ赤なマダイ、黒いクロダイやスズキ(
マダカ、セイゴ)などを獲る網漁、鮮度が命の活魚の競りは横付
けされた船の横ではじまります。



カンコウが大ダモ網ですくう魚は船上のタライにあけられ、魚種
や大きさに分けられます。
分けられるやいなや市場にあげられて競りが始まるのが鯛網漁、
活魚を扱う漁師さんは勢いよく魚を選別し水揚げします。



海水に入った魚が満ちる樽をボウラ(魚用の青い籠容器)にあけ
るのは働き者の女衆の仕事、重いボウラを勢いよくあけては計量
に運び、すぐ競りに並べます。



この時期のマダイは寒ダイと呼ばれ見事なその身は刺身にして
楽しむもの、年末の需要が高い高級魚は数キロものが珍しくあり
ません。



足下にボウラに入った鯛が届くたびに競り声が大きくかかり、年末
の舞阪港は活気があがっています。

舞阪港の魚漁は年末28日まで、しらす漁は前日27日までとなって
います。

※取材協力:浜名漁協

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