舞阪港イサキ釣り名人 山六さんご夫婦

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年07月29日 14:15



豊漁が続くシロコ(生しらす)で賑わう舞阪港の午後、小ぶりな船
が問屋(鮮魚水揚げ場)に戻ってきます。

イサキ漁の「山六」さんです。

舞阪で「イサキ釣り」名人と知られる山六さんは釣り漁で遠州灘の
イサキを追うベテラン漁師さんです。

活きで水揚げするイサキは船のカンコウ(生簀)の中で泳いだまま
港に到着します。
そして阿吽の呼吸で水揚げを手伝う奥さんとの連携がはじまります。



山六さんが大きなタモでイサキを掬い上げると、大樽に海水を満た
して待つ奥さんに手渡されます。
イサキは勢いの魚、カンコウの中でもタモに掬われても、跳ね回る
ほどの活きの良さです。



広い遠州灘から狭いカンコウの中でも元気に泳ぎまわったイサキた
ちは大樽の海へ飛込みます。

前回懲りていても、やっぱりイサキの元気を真近で見てみたい。
タモから丸く小さな海に届いた瞬間にイサキたちは爆発をはじめます。

港の仲買さんら慣れているみなさんが遠巻きにする中、舞阪港の花
火となったイサキたちは盛大な飛沫をあげるのです。

それほど活きのよい舞阪イサキはベテラン山六さんのイサキ。
舞阪の山六イサキが夏の活気を連れてきてくれるのです。

※取材協力:浜名漁協

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