しらす豊漁 舞阪港

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年06月09日 07:05



台風の余波で休漁が続いていた舞阪港は、昨日よりシロコ(しら
す)漁が再開、港にはズラリとしらすをいれたボウラ(容器)が並
びました。

遠州灘のしらすはもちろん天然もの、先日まで小さいしらすが多
かったようですが、昨日からはしっかりとしたしらすが水揚げされ
ています。



お父さんやお兄ちゃんが海で網を曳けば、お母ちゃんは港でその
水揚げを手伝い、競り場にズラリと並べます。
新鮮さのリレーは男たちから女たちへと渡されて、競りに勢いが
増してゆくのです。



仲買さんは素手でしらすを確かめるのが流儀、しらすの不純物、
手触りなどを確かめて札を入れるのです。

一艘の船が降ろした全ての合計金額を札に書くのが舞阪の入札
の方法です。



腕組をして札を待つ「札読み(競り人)」に次々と札が渡されます。
列のボウラ(しらすを容れる青い篭)の数を数えて小さな札を札読
みに渡します。

「はいっ!・・・万円 ・・・・!」大きな声で落札値と落札者が読まれ
ます。最高値の札を入れた仲買さんは、トラックを呼び、新鮮さの
リレーは加工場へと繋がれてゆくのです。

※取材協力:浜名漁協

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