舞阪港に水揚げされるお魚さんの名前覚えのうち、最も忘れにくい
のがこの魚です。
「マトウダイ」です。
名前には「タイ」とついていますが、この特徴的な横顔は「カワハギ」
などウマズラなものに似ている。
マトウダイのマトウは「馬頭」ともされています。
けれどももっと港で目立つのがこの横腹の真ん中にあります白抜き
のまあるい「的(まと)」なのです。
まるでここを射て!と言わんばかりの黒スポットを持っているのです。
舞阪沖で泳ぐマトウダイ、じつはフレンチでは「サン・ピエール」などと
呼ばれて愛されるムニエルの材料となっている。
そう知れば、横顔の写真の目はブルーにも見えますかな。
舞阪港のブルーの選別台の上で氷とともに映るオシャレさんでもあり
ます。舞阪沖とフランス、イタリアあたりの海はつながっていますね。
マトウウダイの他に「サン・ピエール」などという名を持つなかなかの
オシャレさんである。
注目の的、的を持っているから「マトウダイ」の人気急上昇にキタイダ
イですね!
※取材協力:浜名漁協