舞阪港 ひなまつりのチダイ 刺身の黒鯛

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年03月02日 16:15



いよいよ春漁がはじまった南浜名湖舞阪港、昨日は鯛網漁(たいあ
み漁)がはじまりました。

冬の底曳き漁でもさまざまな魚が揚る舞阪港ですが、鯛網は網の目
を大きくして鯛を狙います。赤い鯛、黒い鯛が船のカンコウ(生簀)で
活きのまま運ばれてきます。

「この鯛はね、チダイといって焼いても色が変らないんだよ」と教えて
いただいたのは仲買の中一水産さん、魚の名は知っていても料理法
まではしらないあそび隊に教えていただきました。

「ひなまつりが近いから祝いの魚として人気があるんだよ」

赤い鯛の中でもこぶりで美しいチダイはエラの後ろが赤く、赤金に光
る美しい魚です。



こちらは「クロダイ」です。

今切周辺で釣り人が海に挑戦して釣る、黒鯛が鯛網で獲れています。

「これは刺身だよ」、中一さんが言うように遠州灘の黒鯛は舞阪の人気
魚のひとつです。

「鯛という名のつくものは多いが、マダイ、クロダイ、チダイが鯛そのもの
を表すんだよ」

魚を教えていただきながら港で水揚げを見れば、また違う興味が湧いて
きます。

大漁の舞阪港、ひなまつりにはチダイでお祝いください。

※取材協力:浜名漁協・中一水産

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