舞阪港 サヨリ ダツは同じ網
南浜名湖舞阪港は、トラフグ漁が月末までとなり、春の漁「サヨリ漁」
がはじまりました。
サヨリ漁は二艘曳き、僚船と二艘で網を曳きサヨリを獲っています。
サヨリは面白い魚です。紅いクチバシは下顎の伸びたもの、上顎は
とても短いのです。ツンと尖ったクチバシは見た目ほど強くはなく、
先をつつけば案外なほどやわらかいのです。
サヨリ漁の外道(目的外の魚)は「ダツ」です。
サンマほどに育てば最大のサヨリに対して、この細長い魚「ダツ」は
1mもの大きさに育ちます。
ダツのクチバシは上下が共に長く伸びています。
そしてズラリと並んだ凶暴な歯を持つ口はクワッと大きく開きます。
サヨリと違ってそのクチバシは鋭く、大きく育ったダツは危険な魚な
のだそうです。
美しい身を刺身で楽しむサヨリに対し、ダツは「後ろ半分」は骨がな
く刺身にすれば楽しめます。
舞阪港の春、底曳き船がさまざまな魚を水揚げしています。
鯛網漁は3月から、いよいよ港に春がやってきます。
※取材協力:浜名漁協
関連記事