舞阪港の午後、遠州灘広く漁をする一艘曳きの底曳き船が
水揚げに戻ります。
船の甲板には大きな樽に入った氷締めの魚、甲板の下には
活きで運ばれた魚が入るカンコウ(生簀)が口を開いてい
ます。
競る魚を見定めようと仲買さんと一緒に漁果を覗きます。
「メヒカリあるか」、舞阪の干物をつくるカネサン竹中水
産のオヤジさんが声をかけています。
メヒカリは小さな魚ながら大・中・小があり船上でほぼ分
けられて到着します。大きなものは開き干しに、小さなも
のは頭とワタをとって丸干しにされる舞阪のご馳走魚です。
その名のとおり、光線の加減でメヒカリの目は緑に光りま
す。まるで緑の宝石のように光ります。
この開きや丸干しを舞阪や近隣のお店で見かけたらお試し
いただきたい舞坂の名物です。
※今朝は
カネサン干物朝市開催中(7:00~11:00)
こがりと焼いてうまく、骨が気になりませんから子供から
お年寄りまで魚のうまみたっぷりに召し上がることができ
ます。
食をすすめ、酒も進んでしまうメヒカリなのです。
※取材協力:浜名漁協