舞阪港 手長エビはアカザエビ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年11月27日 19:03



舞阪港の昼過ぎ、底引きの曳き網漁の船が水揚げに戻ります。
「共栄丸」です。

舞阪港も冬の漁となり曳き網漁の船は見事に真っ赤な「マダイ」
を水揚げしますが共栄丸はさまざまな魚種を揚げる、それを見る
のが港に通う楽しさです。

「手長エビ」こと「アカザエビ」です。

トレトレでまだ脚がサワサワと動くほどのものを刺身にすれば、
イセエビよりさらに柔らかい甘みの刺身を楽しめる。
大きな頭にはミソがたっぷりで味噌汁にすれば残さずいただける
舞阪自慢の贅沢味噌汁となるエビなのです。



舞阪港の選別台の上に山にあけられた手長エビは大きさ別に並べ
られていきます。
夏の漁で手長エビ漁の漁徳丸に同行させていただきましたが、舞
阪沖の深い海から揚がる舞阪特産のエビなのです。



船上では大樽に氷締めされて水揚げされます。深い海に棲み生命
力が強いこのエビは活きています。
そして舞阪や近隣の料理屋さんなどに卸されていきます。

冷えた晩秋の食膳に透明に輝く刺身と、たっぷり海の香の味噌汁
いかがでしょうか。舞阪を代表する旨みのエビのご馳走です。

※取材協力:浜名漁協

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