漁師が見る海

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年09月23日 07:10



台風の余波がおさまるまで、目の前の海に行くのを我慢する。
南浜名湖 弁天島にいれば海は目の前、海の男はズラリ、船は
さらにある。

仕方がないから7月14日に漁徳丸のエージ船長と言った三枚刺
し網漁の写真を眺めています。

4:30の海、出港は2:00だったから沖へ到着し、漁場を決めて
夜明けを待つ頃になって本日の1枚目を撮れる。
夜明けをフラッシュなど使って撮るわけにはいかない。



船長は「これぞ」とばかりに海の夜明けを自慢する。
美しい夜明けを見せたいのだと言ってくれる。
それはうれしいのだけれど、初めて見た沖での夜明けにただ
ただ黙るのみ。

漁師さんのみが知る沖の夜明けにいるのだから。



沖の漁場は三河湾へ向かう貨物船や巨大な車両運搬船などが
行き交う航路である。
真っ暗な時間から航海灯をつけた巨大船が向かってくる。

右と左の色が違い、その・・覚えられないままなのだが、真っ
暗でも船の向きがわかり、ほぼその大きさもわかるそうだ。

明るくなり巨大船が見えてくる。
これほどの船と同じ海域にいる朝、厚意で載せてもらわなけ
ば体験できない所に浮いている。

これほどの喜びは他にそうは見つからないのである。

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