漁徳丸 赤い玉ブイを曳くシロコ船

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年09月12日 07:06



舞阪港を出て遠州灘へ、海岸浸食が進む遠州灘の深浅測量調査
に向かうエージ船長の漁徳丸は中田島沿岸を目指します。

そこは舞阪・新居のシロコ船(シラス漁船)の漁場、100艘を
越える二艘曳き漁船の操業場所です。
測量は沿岸を東へ西へと網を曳く漁の邪魔にならぬように行わ
れています。



船長が気を配るのはシロコ船が長く曳く網、その網の先には
赤い玉のブイ(浮き)が浮かんでいます。
二艘で曳く先の先にこの玉が浮かんでいます。

東へ西へ網を曳く船が錯綜すれば、その網とその先の赤い玉も
多く浮かんでいます。
船から長く伸びる先を監視してそのコースを横切ってはいけま
せん、



「待機しよう」船長が言い、船尾からその先をたどれば必ずこ
の玉が浮いている。

深浅測量調査は岸辺から沖へ2キロを岸から垂直に航行する仕事
です。岸から並行に曳くシロコ船の漁を邪魔せぬように進める
仕事なのです。

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