浜名湖内にありながら、今切から海に通ずる舞阪港は海と湖
の幸を水揚げする良港です。
7日の午後、網漁の魚を水揚げする共栄丸の獲ったお魚を見せ
ていただきました。
赤い鯛などに混ざっていてもピカリと光る品のあるその姿、
金襴の衣装を着たといった姿の魚を、いつものように「
ぼうず
コンニャクの市場魚貝類図鑑」で調べてみると。
「ヒメ」という名前です。
それも「ヒメ目ヒメ科ヒメ族ヒメ」という正真正銘のお姫さま
であることがわかりました。
お姫さまですから真っ白な地に品のよい赤の着物、それに黄色
の挿し色というお召し物、確かに「ヒメ」なのがわかります。
扱う時には手などに無造作に乗せないでそっと「お姫さまダッ
コ」がよさそうですね。
さていただき方を読みますと「開き」が良いという。
ううむ、弁天小僧程度ではちょっと開きは無理であろうかと。
お姫さま、やはりこうして愛でているに限るのであります。