舞阪港漁徳丸 台風後の海へ 深浅測量調査

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年09月08日 11:14



進む遠州灘の海岸浸食を定期的に測量し、沿岸の等深線図を作
る。山の地図では等高線が使われますが、海では等深線が海図
として活用されています。

「台風で相当に変ったと思うよ」

毎々この調査に同行させていただいているのは舞阪港の漁徳丸
エージ船長の船です。午前6時半の出港を目指して測量の準備
がはじまります。

担当されるのは静岡県土木事務所から測量の依頼を受けた不二
総合コンサルタント
の測量チームのみなさん。
海の測量を担当するスペシャリストのみなさんです。



キャビンの上にあがってエージ船長が掲げているのが「測量旗」、
さまざまな漁で賑わう遠州灘で作業船であることを示すことに
より、他船の協力を得て測量を進めることができます。



船にGPSと連動する「深度センサー」を取り付けます。
ここからパソコンに位置情報、深さのデータが送られます。
操船する船長はパソコンからつながったモニターに表示される
測量点をトレースして沖から岸へと船を進めます。



いざ!台風後の遠州灘へ、紅白の測量旗をはためかせて漁徳丸
は操業から出漁したシロコ船たちの海へ向かいます。

年間を通じて測量することで浸食対策の基データを取る大切
な仕事です。

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