漁徳丸 深浅測量調査 海の僚船
遠州灘沿いを沖2キロから船底がつきそうな波打ち際まで正確な
ポイントをトレースして測量を続ける作業は、慎重に操船する
船長を疲労させます。
舞阪港の漁徳丸(エージ船長)は静岡県土木浜松事務所の依頼を
受けた測量の不二総合コンサルタントの測量チームを乗せて測量
調査を続けています。
台風明けの今月も調査は続きます。
「そろそろ今日は終了しましょうか」
モニターを見ながら操舵を続ける船長に声がかかったのはたっ
ぷりの午後、もう回りで漁をしていたシロコ船も帰港し、漁徳
丸だけが遠州灘に浮いています。
測量を終えて浜名湖の入口の今切に向かうすがら、向こうから
元気よく波をけたててくる船に出会います。
エージ船長の海の仲間「
千葉丸」です。大場船長の駆るこの船
は沿岸の刺し網船、午後に網を仕掛け、午前0時頃に真っ暗な
遠州灘で網を揚げる漁をしています。
もう一隻は「
漁堅丸」、こちらもエージ船長の海仲間、舞阪港
の着け場(係留場所)が近い仲間の船です。
こちらも千葉丸と同じ刺し網船、午後に出て0時に網を揚げ、帰
港して朝までガニやコチなど高級魚を揚げています。
どちらも弁天小僧が今年大変にお世話になった漁師さん。
海でその船に出会う気持ちうれしく、手を振って応援しました。
海の男、漁師さんの気分満点の帰港となりました。
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