アサリのふるさと

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年09月06日 12:11



毎年4月1日から8月31日までの南浜名湖 弁天島の潮干狩りが
終了し、秋のおいしい魚の季節に向かう弁天島です。

今年のシーズン、たくさんの潮干狩りを楽しむ人に会い、潮
干狩りの楽しみ方を知りました。
そしてちょっと上手にアサリを掘ることができるようになり
ました。

弁天島には「ゴロッゴロ」と表現したい大きなアサリが棲ん
でいます。
その大きなアサリを見ると、木の年輪のようにいく筋かの大
きな分かれ目が見えます。

潮干狩りの船頭さんは主にアサリ漁師さんです。聞けばそれ
で何年育ったアサリかわかるのだそうです。
3年以上育ったようなアサリが大きなアサリのようです。



初夏に船頭さんの一人、ここでは「船上カメラマン」として
写真も提供いただいている井手丸の井手秀行さんにアサリの
漁場を見せていただきました。

ここは村櫛付近、干潮時間に浅い瀬で採る潮干狩りと違い、
漁師さんたちは船で行き、腰ほどの深さの海でアサリを獲っ
ています。
浜名湖ではアサリは通年の漁、暖かい季節だけでなく厳しい
冬にもこうして海で漁をするのです。

私たちが行けない場所には通年で漁をする漁師さんが採る
アサリが棲んでいます。
自主規制をし、稚貝放流などを行い、育てて採る漁業をして
います。

その豊かなアサリの一部を私たちは潮干狩りで採って楽しむ
のです。

秋から冬、そして来年の春まで、アサリたちはまた太ってい
きます。そして4月のシーズンにはまた育った年輪を加えて
私たちを楽しませてくれるのです。

大きなアサリの貝汁のおいしさ、自分で採ったアサリを食べ
るおいしさを味あわせてくれるのです。

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