漁徳丸 深浅測量 シロコ船の海を行く

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年08月26日 07:13



進む遠州灘の海岸浸食を見に行く。

弁天小僧など興味本位からの乗船ですが、漁徳丸のエージ船長
と測量の不二総合コンサルタントの測量チームは私たちの海を
守る基本として遠州灘を行くのです。

舞阪港を出港して今切を抜ければそこは広いひろい遠州灘です。
天竜川河口を目指す海域には舞阪の自慢、シロコ漁(シラス漁)
をするシロコ船が操業する海域です。

シロコ船は二艘曳きの網漁、網(あみ)船・綱(つな)船が
連携して一つの網を曳きます。



第二氷川丸の網(あみ)船です。
船尾に積んだ網巻きから網は全て出ています。
キャビンの後ろから長く網を曳く様子がわかります。
もちろん、この左側には綱(つな)船がもう一方の綱を曳いて
います。

精密な魚群探知機でシロコの群れを見つけて網を曳くのです。



漁徳丸を見つけて無線が入り、漁新丸の綱船が寄ってきてくれ
ました。
舵持ちはエージ船長の友人であり、お父さんは彦四丸の船長、
弁天小僧もお世話になっています。

「今日はよいシラスが豊漁だよ」

遠州灘に広く展開するシロコ船は豊かな漁にエンジンを全開で
漁に励みます。
舞阪だけでも100艘を越え、新居や福田の船も加わる遠州灘は
豊かで活気溢れる漁場なのです。

関連記事