漁徳丸 妙将丸の刺し網仕掛けを見る

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年06月26日 14:17



漁徳丸のエージ船長に誘っていただき、天竜川河口から馬込川
河口の海岸侵食対策のための深浅測量に同行させていただいた
だきました。

帰路、船長のご厚意で刺し網漁の妙将丸が網を仕掛ける様子を
見学させていただきました。

刺し網漁は同じ漁をする仲間と網を仕掛ける場所が重なっては
いけません。

刺し網は延長1キロ弱もの長さを持つ長い網です。
その網が仕掛けられた場所を特定するために、網の両側には旗
浮き(写真の左端に見えている赤い旗)を浮かせます。



波打ち際に並行に仕掛ける長い網の西の端は赤い旗浮き、東の
端には黒い旗の浮きを浮かべることで、仲間の仕掛けた網と重
ならない目印とするのです。

仲間の赤い旗からさらに東へ向かった妙将丸は黒い旗浮きを投
入します。ここから西へ網を仕掛けてゆくのです。



浮きとイカリを沈めた妙将丸は西へと網を入れながら進みます。
刺し網はその名のとおり、魚が泳いで網にぶつかるとからみつ
いてしまう網です。
岸からも沖からも海の底に垂らされた網で魚を待つのです。



網は一艘二枚まで、午後に網を仕掛けた妙将丸は深夜0時頃に
網を揚げにまたこの海域に向かいます。

「最近はガニが多く獲れるよ」妙将丸に乗り組む船長のお父さん
ショーゴさんに漁の様子を聞きました。

うかつなことに、妙将丸の船長はあの「はまなこ里海の会」の
代表、えんばい朝市でもお世話になっている方なのでした。

弁天小僧うっかりだあ!今度しっかり挨拶させていただきます。

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