ニシ貝で二杯目やるか

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年03月23日 20:27



夜の弁天島、JR弁天島駅からホテル群のある反対側に渡り、舞
阪港方面へ橋を渡り、舞阪の町へ向かうと夜のは夜の楽しみが
あります。

港に向かう道の左側、赤提灯が目印の焼鳥の「肥後」は九州の
肥後(熊本)から来て30年というオヤジさんがやっているお店
です。

「この貝ってどんな貝?」

オヤジさんが出してくれた「ニシ」で二杯目の熱燗をゆく、枡
ごとのコップ酒がナミナミとある。
酒呑みはナミナミした酒を持てば気分がハイとなるのです。

「こんな貝だよ」と見せてもらったニシを置いてパチリ、浜名
湖でも少なくなり、漁師さんも獲ると貯めておいて出荷する貝
なのだそうです。

サザエのような身の厚さを持つニシも弁天島、舞阪の味のひと
つです。

「これは殻が堅くてな」とオヤジさんはハンマーを手に足元の
たたきにしゃがみこみ、ガンガンバリバリと殻を叩く、壊して
取り出すのがニシの身なのです。



生も食ってみるかいと刺身にして出してくれる。
写真は先に出たほうだから生ではなかったのかと自分の味音痴
には笑うところ、それでも「どっちが旨い?」というオヤジさ
んの問いにはガツンバリンの生の方と答えた。

貝好きはミル貝のような海そのものの味も好きならば、コリッ
としたサザエの厚肉のような噛み締め味も好む、酒好きならば
こちらをコリコリといき、グビリがたまらないののであります。

「これからの季節が魚の種類が増えるぞ」、オヤジさんのスス
メは手長エビ、タチに、舞阪名物のカツオに及ぶ。

飲み過ぎちゃうよと舞阪漁港の魚の種類が楽しみになる。

「まあ一年通えよ」、なるほどの肥後の夜でありました。

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