夜の弁天島、JR弁天島駅からホテル群のある反対側に渡り、舞
阪港方面へ橋を渡り、舞阪の町へ向かうと夜のは夜の楽しみが
あります。
港に向かう道の左側、赤提灯が目印の焼鳥の「肥後」は九州の
肥後(熊本)から来て30年というオヤジさんがやっているお店
です。
「何にする?」「今日のオススメは?」で決めだしで出てきた
のはあさりの一夜干しでした。
「生のむき身のあさりを串に刺し一夜干して作るんだよ、仕込
みが面倒なんだ」と一見無愛想なオヤジさん、手際よくサッと
炙ったあさりの一夜干しのコガコガが食欲をそそります。
まずはビールね!と乾杯が始まったのでした。
面倒をいとわず2本揃ったあさりの給水管のところに串を刺し
てあるから身をにかじりとりながらいただく。
これがまたビールが進むのです。
「うちはな、皿に出すものはみな500円なんだ、わかりやすい
だろう」、なるほど、焼鳥の看板を出しながら魚が並んでいる
のも「肥後」の楽しいところなのです。
地元の漁師さんや魚屋さんまでがカウンターに座るから、地元
感たっぷりの話までが肴になるのです。
「おうっ!来たぞ!」と元気な漁師さんとオヤジさんの話も面
白く、肥後の夜は更けていきます。
まだまだ弁天島、舞阪のウマイ肴話が続くんですよ。
さて、また明日のお楽しみです。