閉店時間迫る!午後8時までの営業の晴美に走るのはあそび隊
の面々であります。
急げや急げ!「開いててよかったぁ」とたどりつきましたのは
舞阪港にもほど近い、往還通りの食堂「晴美」であります。
あそび隊は腹へり隊の別称である(蔑称でもあるのだが)わけ
で晴美まで走り中でも二つの選択肢についてケントーしていた
二人は座るやいなや「ラーメン!」「カツ丼!」と決め付けた
のでありました。
店でワシワシと食べていればひょいと漁師のおじさん風、裏の
住宅地あたりから来たおじちゃんとおばちゃんが入ってくるの
が晴美の魅力、特に漁師風のおじさんが「ラーメン!」と決め
るのに憧れていたのでありました。
二人で行けばラーメン、カツ丼はほぼ同時に出てくる。
互いに「やはりラーメンだな」「フフッ カツ丼こそ男のメシ
なのだ」と思いながらもお互いの選択に「むむっできるなオヌ
シ!」と思いつつカツ1ケとチャーシュー1枚とスープひとす
すりをトレードする二人なのでありました。
晴美のラーメンはつるつる麺の魚介ダシ、コショー一振りでポ
ッカポカの舞阪漁師仕様であります。
かたやカツ丼は懐かしい甘い濃い味、ワシワシ食いにぴったり
の一気食い、ごちそうさんおばちゃん仕様であります。
前のオーダーのラーメン丼が重ねられて片付けられてゆくとこ
ろを見れば舞阪の定番ラーメンであります(メニューには中華
そばと書いてあるのね)。
カツ丼には大根2切れ、白菜少々がついてくるのも魅力であり
ます。
そしてなーんと行っても「晴美印」の大湯呑みにたっぷりのお
茶が出てまいります。
ガブガブとこのお茶をいただきまして、ハイおばちゃんご馳走
さん!
腹をパンッ!と叩きながらまた仕事方面へ去って行く。
いつも閉店ギリギリセーフのあそび隊のメシでありました。