海とつながる浜名湖の雄踏市場はこの時期から水揚げ魚種も増え、取引が活発になってきます。
久しぶりに浜名漁港雄踏支所の早朝の競り時間に訪問、水揚げされた魚を漁師さんから聞いた話を中心に紹介いたします。
雄踏市場は今年4月2日の初競りで新年度の取引がはじまり、まずは湖アユ(アユゴ=特別採捕)が人気を集めています。
一か月経過した浜名湖ではまだまだ湖アユは人気を集めていますが、水揚げは終盤になってきています。
アユ釣りの解禁は6月、その前に楽しめるアユゴはかき揚げや天ぷら、甘露煮などで楽しむことができます。
5月になって水揚げが始まったのが豆アジことアジゴです。
まだ小さく骨やゼイゴも気にならない小さなアジの子はこの季節の楽しみです。
揚げてから甘酢にする南蛮漬けでお楽しみいただけます。
漁師さんの話ではこの季節浜名湖伝統の小型定置(角立て網=かくだてあみ)をあげるとモンコウイカの卵がびっしりとついているそうです。
遠州灘から浜名湖に泳ぎ入り、藻場などに産卵にやってくるモンコウイカやコウイカの季節がはじまっています。
今年はこの季節からカニ類が豊かに水揚げされています。
写真は今朝のタイワンガザミのメス、まだ大きくはありませんが、持ち重りのするよいものがあります。
今週末は浜名湖の幸をご家庭でお楽しみください。