浜名湖はまつりエビの季節 アカアシエビ・ボソエビ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年09月27日 11:07



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚や生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖は地エビや地ガニの宝庫、浜名湖のエビの水揚げは季節替わり、まずはサイマキ(細巻:天然クルマエビ)とボソエビ(ヨシエビ)からはじまります。育ちながら水揚げされるクルマエビ・ボソエビはお盆頃まで続きます。

そしてお盆を過ぎれば今までの盛りが嘘のように秋エビのアカアシエビが育ちながら水揚げされるようになります。
9月から盛りに向かうアカアシエビは文字通り赤い脚を持ち、茹でると美しい赤いろが特徴の秋の浜名湖を代表するエビです。



アカアシエビの水揚げが盛りとなる9月、真夏に育ちきって季節を終えたボソエビが二度目の成長をはじめています。
やや白い色のボソエビは殻がしっかりとしたエビ、まだやや小さい今は素揚げにして塩を振るなどして楽しみます。

アカアシエビとボソエビが揃えば浜名湖畔の町は秋まつりの季節を迎えます。



明日は雄踏の山崎が、来週末には雄踏全域、浜名湖畔の町はどの町も大太鼓を響かせる文化を持っています。
この文化は浜名湖に流れいる新川に沿って入野まで続いています。

まつりのご馳走として欠かせない浜名湖の地エビ、そしてワタリガニなどの地ガニの需要が最も高まるのもこの時期です。

大太鼓が町に響き、地エビを揚げて茹でて盛るまつりがはじまろうとしています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏市場の漁師さん 海老仙

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