お盆は浜名湖のエビの主役交代の時期

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年08月09日 11:36



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

遠州灘や浜名湖で季節を知るならば水揚げされる魚やカニ・エビで知る。特に季節替わりで水揚げされるエビが季節の移ろいを教えてくれます。

初夏から育ちながら水揚げされていますサイマキ(細巻:天然クルマエビ)はこの季節真夏に最大の大きさに育ち水揚げも盛りとなります。

これが面白いことにお盆を境に秋エビと水揚げ漁の主役を交代します。



サイマキ(クルマエビ)の水揚げの中に既に育ちはじめた秋エビ、アカアシエビが混ざっています

浜名湖は遠州灘につながる海、海の生き物は私たちより正確に次の季節を知り、守っています。

浜名湖ではお盆まではサイマキ、お盆過ぎればアカアシエビといわれるように水揚げ量の主役が交代します。
それはある日いきなりはじまります。

お盆が過ぎた昨日と違う秋のはじまりのある日、市場への水揚げは見事にアカアシエビが豊かになるのです。

サイマキはさらに育ち、大きなものが水揚げされますが、数で圧倒する秋がやってきます。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙
雄踏港市場のお魚さん

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