浜名湖アサリ「パチンと割れた」
春の嵐とも呼べそうな雨と風、確かに春はやってきているけれど穏やかな春の日が待ち遠しい毎日です。
けれども浜名湖の幸はもう確かな春を見せています。アサリの成長です。
かつて浜名湖の潮干狩りが4月に始まったように、春のアサリは育つアサリ、身が殻いっぱいに育ちます。
この時期のアサリは身の育ちが殻をしのぐといわれます。丸々と太り出す身を守るべき殻は育ちに追いつかずまだ薄いまま。
アサリ漁師さんが採るアサリはしばしば殻が割れるものがあります。
この写真を撮る時に、手からこぼれたアサリがコンクリートの床に落ちた。
「パチン」と音を立てたアサリはまだ薄い殻が割れてしまいました。
※写真は
海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売にて
子供の頃に着ていた服がすぐに小さくなった頃がありましたね。浜名湖の春のアサリもそのとおり、着ている殻の遅い成長を待ちきれないムチムチの身が満ちているのです。
育つアサリの貝汁のうまさ、丸々とした身の酒蒸しのうまさ、もう始まっています。
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