浜名湖の親うなぎ本日第一回放流日 「未来につなごう、ウナギの資源と食文化」

イチロー@南浜名湖.com編集長

2017年11月28日 09:18



※産卵期を迎え銀化(黒褐色)になった親うなぎ

「未来につなごう、ウナギの資源と食文化」、豊かな浜名湖に育つ親うなぎの産卵の旅を助ける「浜名湖発 親うなぎ放流連絡会」の今年度第一回の放流が本日午後行われます。

うなぎ養殖の発祥地でありウナギの食文化を持ち広げる浜名湖には10年も育った親ウナギが棲んでいます。

シラスウナギ減少から絶滅危惧種とまでされたニホンウナギを守ろうと、浜名湖発 親うなぎ放流連絡会は2011年から親うなぎの放流をはじめ、昨年度は約410キロの放流実績をあげています。



今年は従来からの浜松市・湖西市に加え静岡県の協力を得、さらに広く活動を伝えようとFAAVO静岡を活用して「浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」でクラウドファンディングで買い上げ資金の支援を募る活動を行っています(9月1日~10月30日)

今日午後の放流は第一回として約160本・80キロの親うなぎを遠州灘へ運び放流します。



ニホンウナギは産卵期を迎えると銀化(ぎんけ)し、グアム島に近い西太平洋のマリアナ海溝周辺に産卵へ旅して産卵を行います。
孵化した幼生は育ちながらまた日本へと戻ってきます。

多くの支援を受け今年も浜名湖から旅立つウナギがウナギの資源と食文化を未来に繋ぎます。
本日の放流の様子は新聞各社・テレビで放送される予定です。応援ください。

南浜名湖FISH&TIPSは浜名湖発 親うなぎ放流連絡会の取材チームとして同行いたします。

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