浜名湖雄踏港市場市場開き ハゼとカレイの海

イチロー@南浜名湖.com編集長

2017年01月05日 15:01



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏港市場は本日初市が開かれ、真冬の浜名湖の魚が集まりました。
浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」の漁期も1月半ばまでと迫り、今日より一日おきの開催となります。

冬ヒラメ夏カレイというように冬はヒラメが旬を迎えていますがカレイも1月の浜名湖に棲んでいます。
浜名湖で最も多いカレイはイシがレイ、目から尾を結ぶ線からヒレまでの間に山脈のように盛り上がるイシを持っているのが特徴です。

イシガレイはこの季節腹に卵を持っているものが珍重されます。卵を産み落としたものは腹がぺったんこになっています。



水揚げの中に浜名湖では「ギミ」と呼ばれるホシガレイがいました。
浜名湖の旬は4月から5月頃、カレイの中でマツカワガレイと共に鱗がはっきりとしたカレイであり身が厚く、刺身として楽しまれる浜名湖の最高級ガレイです。

ホシガレイは鱗がこのようにはっきりし大きく厚く育つこと、ヒレに黒い星を散らしています。



この時期の浜名湖の市場の主要な水揚げとして期待されるのがマハゼです。

12月初旬頃に最も水揚げが多くなりこの時期には次第に数が獲れなくなってきています。

次回は7日(土)午前7:20分より競りが行われます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん

関連記事