浜名湖雄踏港市場に大スッポン揚がる
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
浜名湖の市場の秋を賑わせているのは夏に続くワタリガニと浜名湖最大のカニ「浜名湖ドウマン」などカニ類のほか、秋はさまざまな魚が豊漁となります。
今朝の市場に大きなスッポンが水揚げされました。
首を伸ばしたり縮めたりする亀類の大きさは甲羅で計りますが甲長で40センチ以上ある巨大なスッポンです。
※今朝のスッポンは大きすぎて危険なため、この写真は2014年撮影のもの
浜名湖には天然のスッポンが棲んでいますが、じつは浜名湖には日本一を誇る
スッポン養殖の服部中村養鼈場(はっとりなかむらようべつじょう)があります。
大雨などが降ると養殖場から逃げ出すスッポンもあるそうで、それが育ったものも多いのではといわれています。
一枚目の写真でもわかるようにスッポンの甲羅は他の亀と違って柔らかいのが特徴で英名で(Soft-shelled turtle 柔らかい甲羅を持つカメ)と呼ばれます。
雑食でカニや魚や両生類まで食べるというスッポンは豊かな浜名湖で育ち、時にこんな大型のものが網荷は入ります。
噛みついたら雷が鳴るまで離さないともいわれるスッポン、じつは水に浸ければ離れると漁師さんが教えてくれます。
浜名湖の市場では豊かな浜名湖の巨大な生き物を見ることができるのです。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
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雄踏港市場のお魚さん
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服部中村養鼈場
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