浜名湖の小姓さんコショウダイ・糸を引く魚イトヒキアジ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年09月12日 19:52



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい美しい海の潮が出入りする浜名湖は海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏港に揚がるのも海の魚、まるでヒョウ柄のような模様を持つ魚も水揚げされています。
コショウダイです。

コショウダイと鯛の名を持ち、形も鯛に似ていますがコショウダイはイサキの仲間、その名コショウとは「小姓」のこと、お殿様に使える若衆の衣装はかつてこんな殻だったとその名をつけられています。



美しい9月の潮に乗って浜名湖に泳ぎ入る魚が揚がりました。

イトヒキアジです。よく見れば尾ビレに続くゼイゴが見えるアジの仲間、このまるで菱形の魚体のうちは幼魚です。

ヒレから長い糸を引くからイトヒキアジ、小さいものは市場に揚がることはありませんが、これは皿サイズに育っているため市場にやってきました。

湖の名を持ちながら美しい潮が流れ入る南浜名湖は海の産地、まるで遠州灘を泳ぐ魚たちが群れています。
その中に珍しい魚たちも見ることができるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん

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