浜名湖のイカ スミイカとも呼ばれるコウイカ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年09月09日 15:12



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の春遅く、遠州灘から泳ぎ入るコウイカ類のイカたちは浜名湖の岸辺、藻場(アマモなどが茂る)に産卵にやってきます。

初夏には産卵にやってくるコウイカ・モンコウイカがよく獲れる浜名湖ですが、夏には親イカは去り、この季節に浜名湖で孵化して育つ新イカたちが登場します。

コウイカ類は大きな甲を持つ胴が長く短い脚のイカ、別名スミイカと呼ばれるように大量のスミを吐くことで知られています。

身が厚くやわらかいコウイカ類は刺身でおいしいイカですが、小さな一年仔の新イカはさらに甘くやわらかい身を持っています。



秋のはじまり、浜名湖を泳ぐコウイカの子たちは育ちながら浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」に入ります。

漁師さんが市場に並べた籠にいっぱいの新イカたちが秋を知らせています。

市場後では新イカとも呼ばれ寿司種として浜名湖の香りを楽しめます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん

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