ダーウィンが来た! 浜名湖にも棲むカエルアンコウ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年07月28日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の夏の魚が入る浜名湖伝統の小型低地網「角立て網(かくだてあみ)」は夜の潮で移動する魚やカニ・エビなどを獲る漁、その網に珍しい魚が入ることがあります。

カエルアンコウです。

先日NHKの人気番組「ダーウィンが来た」で紹介されたばかりのあの小魚をひと呑みする魚です。



浜名湖の幸が水揚げされる雄踏港市場に漁師さんが持ってきてくれたカエルアンコウです。

浜名湖の漁師さんは珍しい魚や生き物が入ると、浜名湖の生き物を展示する小さな水族館ウォット(浜名湖体験学習施設)に寄贈し協力しています。

市場に備えた専用の生け簀に放てばウォットのスタッフのみなさんが回収します。

カエルアンコウはまるで手足が生えたような面白い姿、泳ぎは得意ではありませんが海底を這いながらエサとなる小魚を待ちます。
アンコウと同じように頭上の突起を疑似餌のようにして魚を誘い、意外なほど大きく開く口でひと呑みしてしまいます。



本来は海の魚であるカエルアンコウは遠州灘の網にもかかりますが、潮に乗って浜名湖に泳ぎ入り多く育っています。

夏になると多く見るのはそれだけ活発に活動しているのでしょう。

浜名湖の砂底にはこんな魚も棲んでいるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
雄踏港市場のお魚さん
浜名湖体験学習施設ウォット

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