浜名湖のシーラカンス マツダイ揚がる

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年06月13日 15:20



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場に時にシーラカンスが揚がります。

体高がある筋肉質とも思える魚体は黒金に光り、大きなヒレにギョロリと怪しい目を持つ怪魚が浜名湖のシーラカンスことマツダイです。



マツダイは大きく育てば50センチほどにも成長し、幼魚も成魚も浜名湖から遠州灘の表層に棲んでいます。

遠州灘を行く遊漁船でシイラを追う釣行に同行したことがありますが、潮目に漂う流れ藻やゴミの下につくシイラと同様にマツダイもルアーを追い、美しい刺身となるマツダイのヒットを見たことがあります。

浜名湖では幼魚から育つマツダイが時に伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」に入ることがあります。



美しいというよりまるで怪魚然としたその姿に初めて見る方は驚く浜名湖の怪のひとつです。

海とつながることで魚だけでも700種以上が棲むといわれる浜名湖、偶然に入る魚を見ても浜名湖の豊かさを知ることができるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん

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