雄踏港 浜名湖はアジコ・イワシ・サイマキ育つ海
南浜名湖は海の産地、浜名湖を訪れたならきっとその水を指につけて舐めてみてください。浜名「湖」が海とつながり潮の干満の影響を強く受ける海であることを知ることができます。
南浜名湖の最南端にわずか200m幅の今切(いまぎれ)で遠州灘とつながる浜名湖は海の魚や生き物が行き来し育つ海ともいえる湖です。
浜名湖の幸が集まる雄踏港市場に浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」に入ったアジコが揚がり始めました。
アジコとはアジの幼魚、海を回遊するアジの一部も幼魚時代をエサの豊富な浜名湖に育ちます。
小さなアジだからアジコと呼ばれ揚げたり、南蛮漬けなどで楽しまれます。
また浜名湖の市場にはイワシも揚がります。このイワシはカタクチイワシ(背黒イワシ)、舞阪や新居のシラス漁で獲られるあのシラスが育ったもの、他にマイワシなども群れて泳ぐ浜名湖です。
アジやイワシが群れて育つ浜名湖は幼魚たちに安全な成長の海ともいえるのです。
また南浜名湖では当然とされていますが海とつながる浜名湖は天然クルマエビの産地です。
海と浜名湖を潮の干満を利用して行き来するクルマエビは浜名湖ではマキ・サイマキ(細巻)と呼ばれ親しまれています。
海とつながることで海の生き物が育つ浜名湖、潮の干満の影響や塩分濃度から南浜名湖は海ともいえます。
魚だけでも700種を越えるという浜名湖がさまざまな海の魚の釣りのメッカであることからもわかるのです。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
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雄踏港市場のお魚さん
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