鼈と書いてスッポンと読む 浜名湖雄踏港のスッポン 

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年11月11日 11:15



ガメラ登場!というほど精悍な亀。鋭いツメを持ち鼻が突き出すこの亀はスッポンです。

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖にはウナギばかりでなく鼈が棲んでいます。

と書いて「スッポン」と読む、じつは盛んなウナギの養殖に加え浜名湖は全国に誇るスッポンの養殖が盛んです。



浜名湖に雨が降った後など浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場にしばしばスッポンが揚がることがあります。

浜名湖には天然のスッポンも棲んでいますが、多くは浜名湖に面す服部中村養鼈場(はっとりなかむらようべつじょう)の池から逃げたのだろうと言われています。

鼈はベツとも読み、ウナギなら養鰻(ようまん)、スッポンは養鼈(ようべつ)と呼んでいます。



スッポンはその長く伸びる首と鼻を水中から出して呼吸する亀ですが、面白いのは甲羅が堅くないこと。

甲羅の後ろ側はまるで軟らかく、こうして指で曲げることができるほどです。

この顔と姿を見て美味しいとは想像がつきがたい亀ですが、スッポン料理は浜名湖料理の定番のご馳走です。

これからの季節、体を温めるスッポン料理、滋養がつくスープもお土産の定番として人気を持っているのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
雄踏港市場のお魚さん
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