浜名湖ドウマン たきや漁組合長宮崎さんのメスドウマン

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年08月21日 18:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の夏の終わり、ワタリガニの水揚げに続き、浜名湖最大のカニ「浜名湖ドウマン」の水揚げがはじまっています。

浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場で、浜名湖雄踏たきや漁の組合長として活躍されている宮崎隆道さんに、見事なメスのドウマンを見せていただきました。

浜名湖ドウマンとは南方に多く棲むトゲノコギリガザミの仲間の北限種といわれています。



ドウマンの魅力は大きさ、育てば1kgほどにまで巨大となります。
ワタリガニ(ガザミなど)に比べて濃厚な味であること、オスの巨大なツメ、メスは甲羅の中に卵を持つことにあります。

組合長が持つのがメス、オスほど大きなツメは持ちませんが甲羅に丸みがあり銀杏(いちょう)のような形をしています。
大きなメスドウマンは卵(内子)への期待があり、人気を持っています。



宮崎さんが組合長として取り組むのが、浜名湖の伝統漁たきや漁の観光遊船です。

たきや漁は浜名湖の夜、船に乗り灯りを照らした浅い浜名湖に棲む魚やカニ、エビなどをモリで突き、網ですくい、雄踏橋に近い湖面に浮かべた筏(いかだ=たきや亭)で獲った魚などを料理して楽しむ浜名湖の夏の楽しみ、風物詩のひとつです。

浜名湖雄踏たきや漁

雄踏港漁港や弁天島など各所から乗り込み夜の湖面を行く楽しみは9月末まで続きます。

深夜まで続くたきや漁を運営し、早朝からは漁をする宮崎さん、漁師さんの活躍が続いています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 宮崎隆道さん
雄踏港市場のお魚さん
雄踏漁師ブランドの魚たち
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