浜名湖雄踏港市場 残り5日の開市
南浜名湖は海の産地、昨年3月末からはじまった浜名湖の幸を水揚げする雄踏(ゆうとう)港市場も、漁期の終わりが近づいています。
浜名湖の漁の多くは伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)=袋網とも呼ぶ」の漁期は1月15日(木)、漁師さんは網を張る杭を抜き網をたたんで今年度の漁を終え、春(4月より)を待つことになります。
毎朝浜名湖の魚や漁をおしえていただいた雄踏の漁師さん加茂武さんご夫婦がハゼを分けています。
加茂さんは雄踏港市場の大ベテラン、若手や中堅を励まして市場や伝統漁を守っています。
「案外知られていないんだぞ」と話すのは寒中の浜名湖がハゼの海であること、釣りでは秋が旬とされるハゼは冬に深みに移動して定置網に入ります。浜名湖のハゼを浜名湖料理店で愉しむなら、今がおいしい時でもあるのです。
浜名湖の市場に揚る金色に黒点がついた美しい鱗の魚です。
コノシロです。
コノシロと聞けば聞きなじみがありませんが、これは寿司のヒカリモノに使われるコハダ(出世魚)のこと。
春遅くシンコ(新子)が登場し、育てばコハダ、そして親となりコノシロと呼ばれます。
どの大きさも酢じめするのがおいしい食べ方、浜名湖では大きなコノシロが捌くのが楽と人気があります。
冬の食卓に酢じめのコハダやコノシロ、おいしい愉しみ方のひとつです。
浜名湖雄踏港市場の開場は残り5日、9日(金)10日(土)12日(月)13日(火)、最終日が15日(木)となります。
残る期間も通い、真冬の浜名湖の幸を紹介してまいります。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所 加茂武さん
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雄踏港市場のお魚さん
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