冬の浜名湖に育つ魚たち ボラ・メバル・クラカケトラギス

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年12月14日 07:00



南浜名湖は海の産地、雪こそ降りませんが南浜名湖は遠州名物からっ風が吹く冷たさがやってきています。
浜名湖の幸を毎日水揚げしていた市場も、いよいよ今週からは一日置き(月・水・金・土曜開市場)となります。

漁師さんの船の上には水揚げ外の小さな魚が混獲され見つけることがあります。
漁師さんにご協力いただき浜名湖の冬に育つ小さな魚たちを撮らせていただきました。

ボラです。

ボラは出世魚、このサイズほどのものはオボコ、成長すればイナと呼ばれ、年を越して来年の2月頃浜名湖沿岸や川筋に押し寄せる様子を見ることができます。
そして大きく育てばボラと呼ばれるようになり、浜名湖にジャンプする様子を見ることができます。



浜名湖の春、防波堤の上から楽しみ釣りするのが「メバル」です。
小さな活エビなどをエサに防波堤沿いに狙うメバルは、唐揚げにして食べるんだよと狙われる春の楽しみです。



全国でも珍しい海につながる浜名湖には遠州灘の深海に棲む魚たちも泳ぎ入ります。
クラカケトラギスでしょうか、底曳き漁の網に入るような魚も寒の間は浜名湖で育つのかもしれません。

冬ざれてきた浜名湖、新年の市場は5日からはじまり15日まで。
春まで伝統の定置網「角立て網(かくだてあみ=袋網とも呼ぶ)」は外され4月から再開となります。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師芳雄さん
雄踏港市場のお魚さん
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