覗いてごめんね 浜名湖ドウマンの交尾

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年09月19日 07:00



南浜名湖は海の産地、浜名湖最大のカニといえば浜名湖ドウマン(ドーマン)、南方のカニとして知られるトゲノコギリガザミの北限生息種が浜名湖ドウマンです。

浜名湖の幸を水揚げする雄踏港市場の漁師さんの船の上、魚やカニ・エビなどを活かして運ぶカンコウ(生簀)の中で、ドウマンのウライバシーを覗いてしまいました。

夏から水揚げがはじまり、11月中旬まで続くドウマンの水揚げは、夏のオス、秋のメスといわれ、この時期はその両方が獲れています。
漁師さんの網にかかったドウマンたちはカンコウの中で恋をしています。



オスのドウマンとメスのドウマンが抱き合い、交尾をしています。
大変無粋なことですが、珍しい光景を収めようとカメラを向ければ二匹は陰に逃げていきます。

下になったメスは腹にあるふんどしと呼ばれる蓋をあけてオスを受け入れています。
漁師さんもこの美しい姿に、しばらくは水揚げをしないようにそっとしています。

浜名湖ドウマンは稚ガニの放流の努力が実り、かつての幻のカニから毎日水揚げされるカニとなりました。
オスとメスが浜名湖を下る(奥にいたカニが南へ移動する)季節、オスメスの恋のチャンスも多くなるのでしょう。

無粋なおじさんの遠慮のない写真、ドウマンカップルさん失礼いたしました。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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