浜名湖雄踏港 シャコは海のカマキリであること

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年06月07日 07:00



南浜名湖は海の産地、海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚たちが行き来する、海ともいえる湖です。
浜名湖の幸を水揚げするのが雄踏(ゆうとう)・鷲津港、早朝の競りでシャコを見せていただきました。

浜名湖のシャコは数が揃わないことから専門の漁はありませんが、伝統の定置網角立て網(かくだてあみ)に入ります。
持ち上げてみると、ハサミ脚を抱えていますが、広げればまるでカマキリのカマのような形をしています。

写真を撮らせていただく時に「気をつけて持ちなさい」と注意されるように、活きがよいシャコはこのカマで指を傷つけ、意外なほどバッサリと切られるのです。



シャコを一匹づつ前後を逆に置いてみました。
手前の右が前、後ろは左が頭の方です。一見すれば前後がわからないほど不思議な形をしたシャコは、ご存じ寿司ネタになったり、専門のシャコ料理として楽しめます。

浜名湖には700種~1000種もの海の生き物、川の生き物が棲んでいます。海のもので見つからないものはないというほど豊かな海なのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙
雄踏港市場のお魚さん
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。

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