浜名湖雄踏港 ダツの腹は縛って水揚げすること

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年06月04日 07:00



南浜名湖は海の産地、海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来する、海ともいえる湖です。
浜名湖雄踏港にこの時期水揚げされる魚のひとつに「ダツ」があります。

頭から半分ほどまでは骨も多く、料理が難しい魚といわれますが、尾に近い身は刺身などでもいただけます。



市場に揚げられたダツが輪ゴムで止められているのを見つけました。
このダツはメス、この時期のダツのメスは腹に卵を持っています。卵は小さなイクラのような色で腹にタラコのようにつまっているそうです。

じつは浜名湖周辺の漁師さんやお好きな方にはダツの卵はご馳走、ダツは水揚げすると卵を放ってしまうため、こうして輪ゴムで縛っておくのだそうです。



「ダツの卵を煮付けるとおいしいよ」、漁師さんの奥さんに食べ方をおしえていただきました。

ちょっとワニのような長い口に歯がズラリ、あまり大切にはされないダツも、しっかり活用する港町の食べ方です。
腹が大きなダツは輪ゴムで縛ることをおしえていただきました。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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