浜名湖雄踏港　ちょっと眠たげ　モンコウイカ

南浜名湖は海の産地、海につながる浜名湖の幸は雄踏（ゆうとう）・鷲津港に水揚げされます。
春と共に遠州灘から泳ぎ入るイカがコウイカ類のイカ、浜名湖の浅瀬のアマモなどの藻場や岸辺などに産卵し、夏に孵化した新イカたちが泳ぎ出します。

今朝の雄踏港市場でちょっと眠たげなモンコウイカを見つけました。
胴（外套）に比べ脚が短いのがコウイカの特徴、胴にはその名のとおり大きな甲（フネ）を持っています。
コウイカの目はちょっと眠たげ、こんな表情をしています。



コウイカ類のモンコウイカの特徴は胴の表面にある紋（模様）です。いろんな表現をされますが、どうもキスマークに見える。
とてもモテモテのイカなのかもしれません。
コウイカ類は浜名湖を番い（つがい）で泳ぐといわれます。
一パイを獲れば必ず近くにもう一パイがいる。夫婦円満なイカでもあるようです。



泳ぐコウイカを見ることができるのも、市場に通う魅力です。胴の周りのヒレをヒラヒラとさせて泳ぎ、時に胴に水をためて吐き出しては進むイカの生態は面白いもの、胴の周りには緑黄色に光る発光体も持っています。

身厚で甘い刺身となるコウイカ類、浜名湖の活イカを浜名湖料理店などでお楽しみください。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　海老仙
※雄踏港市場のお魚さん
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