浜名湖の漁は夜明け前 雄踏港 イセゴイ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年12月15日 07:00



寒い寒いと、温かい布団から起き出せないもの、年の瀬の慌ただ
しい毎日ならなおさらのこと、一分でもぬくもりから離れられません。

そこを「エイヤッ!」と起きて朝食を済ませまだ夜ともいえる暗さの
中を車を走らせて港、市場に向かえば見事な朝焼けに出会えるこ
ともあります。これは金曜日の朝の朝焼けです。

漁師さんが夜明けの市場に水揚げするためには、まだまだ早い四
時頃から冷える浜名湖に船を出し、しかけた網をあげて運びます。



市場に並び、競りにかけられる魚を見るのも楽しいことですが、さら
に早く港に着けば、こうして水揚げ前に船にある魚を見ることができ
ます。
この日は水揚げ用の魚は既に選別された後の雑魚を見ることがで
きました。

「早く来たね、自由に見てくれたらいいよ」、漁師さんが船の上に乗る
ことを許してくれ、雑魚から面白そうな魚を探すのです。



イセゴイです。
大きな鱗の背中が見えていましたから、ボラかと思いましたら、あの
丸い頭ではありません、イセゴイという名も漁師さんからおしえてい
ただきました。

無駄にならぬよう雑魚も仕分けて菜にする漁師さん、浜名湖を泳ぐ
魚は年の瀬になってもこれほどに豊かなのです。

宝物探しは早起きから、いくら早起きを自慢しても漁師さんには到底
追いつくものではないのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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