南浜名湖は海の産地、秋熟れる浜名湖の幸を水揚げする雄踏（ゆ
うとう）港市場には、浜名湖最大のカニ「ドウマン」が水揚げされて
います。
雄踏港市場の裏にある着け場で、庄和町（舘山寺の南側周辺）の
ベテラン漁師、國夫さんに見事なドウマンを見せていただきました。
お元気で毎日水揚げに通う國夫さんは八十代、「健康づくりだよ」
と言いながらも大きなドウマン、魚やエビをしっかりと水揚げする
市場が期待する大ベテランです。
浜名湖のカニ、ワタリガニ類（ガザミ・タイワンガザミ・コウマルガニ
など）はツメのハサミの片側を切り取って安全を図り水揚げされて
いますが、ドウマンはその巨大なハサミが魅力、船の上で麻紐など
で縛って水揚げされます。
体とのバランスから見ても相当の巨大さを持つドウマンのツメ、網に
かかるなどして危険を感ずるとドウマンはハサミを自切して逃げます
が、このドウマンは生まれた時から一度もハサミを落としていない。
そのために巨大なのだろうとおしえていただきました。
浜名湖の実力ガニ、そして大ベテランの実力が市場を賑わしています。
※取材協力：浜名漁協雄踏支所 庄和町國夫さん
※
雄踏港市場のお魚さん
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