舞阪大太鼓祭り 舞阪の心 脇本陣

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年11月07日 11:15



岐佐神社を出発した神輿は砂町から西町へ出て往還通りに至り
ます。往還通りは江戸時代の東海道、東海道を西へ向う旅人は
東海道三十番目の舞阪宿に至り、海上一里の新居宿へと渡し舟
に乗り旅をしておりました。

その舞阪宿の脇本陣が今も舞阪人の手で守られています。
脇本陣や渡船場である「北雁木(きたがんげ)」を守ってきたのは
浜松に合併される前までも続いてきた舞阪の人の心なのです。



脇本陣は今年の祭りの往復路の神輿休憩所、年番長の挨拶を
受け太鼓を迎えます。



脇本陣に達した年番西町の太鼓は脇本陣に向けられて打ち鳴ら
されます。宵祭りでは自町の家々を本祭りでは町内の要所に停
まり鳴らされていきます。



青年たちの手で絞められた太鼓は青空の下、曳かれていきます。
太鼓台に乗せられた大太鼓は石段を下り往還通りを行く、その見
上げるような大きさが舞阪衆の心意気、破裂音ともいえる空気震
わす音を打ち鳴らして行くのです。

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