浜名湖 ツメが生え変わるカニの不思議

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年07月24日 16:15



「こんなの写真撮ったらどう?」

南浜名湖 雄踏港市場の仲買の海老仙のスタッフさんが見せてく
れたのは一匹のササガニ(ガザミ=ワタリガニ)です。

「よく見てごらん」と言われてみれば不思議不思議、片方のツメが
(ハサミ脚)白いのです。

そこで「浜名湖でドウマンを一番売る男」ことよらっせYUTOの大
将が解説していただきました。

「カニはね、ハサミがとれてしまうと再生するんだよ、この脚はまだ
成長中で色がついていない、そのうちに同じ色になるんだよ」

なるほど、また一つ教えていただきました。カニのハサミは再生する。
魚などに襲われると脚を自切して逃げるというカニの脚は再生して
戻るのです。



さて、このカニはなんという名でしょう。弁天島の潮干狩り場などで
もよく見かける砂に潜っている小さなカニです。
もちろん市場にあがるわけではなく、魚に混ざって入ってきたもので
した。

「これはエビを買ってくれた人にあげようかな」、よらっせYUTOのエ
ビのパックの中のどれかに入れるようですよ。

カニのハサミの再生、白いツメのカニを見るのはとても珍しいことだ
そうです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙 よらっせYUTO

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