浜名湖の岸辺近くに泳ぎ来るコウイカは、夏のはじまり頃までに
産卵のためにやってきます。
コウイカはルアーなどでも狙えるイカで、大量の墨を吐くことから
スミイカとも呼ばれています。
漁や釣りでよく言われることに、オスとメスが対となって仲良く泳ぎ、
片方を獲ると、泳ぎ寄ってくると言われています。
雄踏港市場でも、水揚げされるコウイカは必ずといってよいほど、
二匹で並んでいます。
コウイカの仲良しさを市場でも見ることができるのです。
さて、コウイカをジッと見ておりますと気づくことがあります。
港の漁師さんにもいいますと、やはり同じことを思っていたそうです。
コウイカの背中には一面の「キスマーク」模様がついているのです。
広い遠州灘から対になって今切を通り抜けて浜名湖へ、産卵のため
にやってくるコウイカカップルの仲の良さ。
雄踏港の漁師さんに獲られて運ばれ市場の籠の中、そこでもしっか
りと二匹で並んでいるのです。
コウイカは墨をたくさん吐くからスミイカとも言う。
コウイカは背中に一面キスマークをつけているからラブラブイカとも
呼ぶというはいかがでしょうか。
それにしてもオスのコウイカ君、随分と愛されている。
こうありたいものですね。 うらやましいこと。