浜名湖　雄踏港　ギバチ　フグ

「あの黄色いのはなんですか」

早朝の南浜名湖 雄踏港の着け場で、小舟で運ばれてきた魚の
中に見慣れない色の魚が見えています。

「乗って撮ってもいいよ」、漁師さんの船に降りて写真を撮らせて
いただきました。

「ゴンズイだよ」と言われてみれば、同じ桶の中に黒いゴンズイは
いましたが、これはまるで黄色く光っているのです。

同じゴンズイ類のナマズ科の魚、川に棲むという「ギバチ」に似て
います。



浜名湖の不思議は海の魚と川の魚が混棲しているところです。
浜名湖の漁師さんの網にはどちらもさまざまにかかり、市場価値
のある魚が運ばれてきます。

なかにはこんな魚も混ざって港までやってきます。

フグ類は美しい緑の目をしています。素人の手にはおえない毒を
持っていますから専門のプロが仕入れていきます。

浜名湖の魚のさまざまは川の魚に海の魚を足した数だけある。
一説には日本の魚の7割が浜名湖で見られると聞いています。
市場にあがらない魚は漁師さんの船の上で見られる。

いつか網をあげる様子を取材させていただこう願っています。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所