雄踏港 海の川魚 テナガエビ・鮎

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年06月22日 11:15



「台風で流されて出てきたかな」

南浜名湖 雄踏港市場に並んだ籠の中に、長いはさみ脚を持つ
エビが登場しました。

「テナガエビ」です。

テナガエビは河口に近い川に棲んでします。
じつは天竜川の河口近くで夜にライトをつけて採ったことがあり
ます。照らせば光る目が目立つこのエビは柄をつけた小さな網
を伏せてすくうことができるのです。



サッと水洗いして水気を切り、そのまま素揚げで「ポリパリ」と楽
しむテナガエビの食感の楽しさは、夜の遊び漁の後のビールに
とてもあうものでした。



そして、雄踏市場の氷の上には「鮎(アユ)」。

川の魚の代表のような鮎(アユ)も雄踏港に揚がります。
浜名湖は「湖」の名を持ちながら、南は今切で海に繋がります。

淡水と潮が混ざる「汽水」ではありますが、塩分濃度からみれば
ほとんど海に近い。
けれども、河川法では奥浜名湖に注ぐ「都田川水系」とされてい
ます。

湖であり海であり、川でもある浜名湖、そこに棲む魚の豊富さは
毎日通っても飽きることのない面白さなのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 山松さん

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