雄踏港 漁師さんのお惣菜 ヒイラギ(ジンダベラ)
早朝の南浜名湖雄踏港市場、市場外で漁師さんが小さな魚を
捌いています。
小さな魚はヒイラギ(ジンダベラ)と呼ばれ、釣り人にはエサとり
として嫌われる小魚です。
「毎日これを食べてるけれど、うまくてやめられないよ」
漁師さんは市場に揚がらない魚をお惣菜にして毎日楽しんでい
ると聞きました。
「分けてあげるから食べてみなさい」
早速アドバイスどおり「甘辛く」煮ていただきました。
ヒイラギは小骨こそ多いものの、漁師さんが魚の腹を押して確か
めていたとおり、メスには大きな卵を持っています。
それがホロリと外れる身の中からまるで豆のように現れます。
ご馳走の登場です。
小さなナイフで頭をとり、そこから現れたワタを刃先で除くだけの
簡単な処理で雄踏の漁師さんのお惣菜の材料はできあがります。
あとはお母さんに甘辛く煮てもらうだけ、これで毎日の惣菜や肴が
できあがる。 漁には捨てる魚などないのです。
雄踏の漁師さん料理のひとつを知れば、防波堤の上で捨てられて
いるヒイラギ(ジンダベラ)を見るたびにご馳走に見えてきます。
みなさんも一度お試しください。箸の先でホロリと身がほどけます。
ご飯がどんどんすすみます。
※取材協力:雄踏港の漁師さん 浜名漁協雄踏支所
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