雄踏港刺し網漁 イシガニ メバル マンタイ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年05月27日 11:15



南浜名湖雄踏(ゆうとう)港は、弁天島から渚園を経て村櫛(むら
くし)の浜名湖ガーデンパークへ向う途中、東へ分岐する橋の近
く、浜名湖ロイヤルホテルを臨む場所にあります。

雄踏港は「浜名湖もの」と呼ばれる浜名湖の幸の水揚げ港、早朝
7時半からの競りに合わせて漁師さんがやってきます。

港で舞阪の漁師さん彦四丸の英二さんが刺し網から魚を外して
います。



前日に魚道の砂底に広く仕掛ける刺し網はテグス(釣り糸)で編ま
れた網、汐の干満にのって魚やカニがこの網にかかります。

漁師さんに聞けば、早朝の網揚げに向う心は遠足の前の日のよう
にワクワクするといいます。

「イシガニ」がかかっています。種類も豊富な浜名湖のカニ類は雄
踏港の自慢の幸たちです。



メジナやシャクシャ(アイゴ)に加えて釣りの人気魚メバルがかかっ
ています。
防波堤から狙うメバルは小さなものが多いものですが、浜名湖には
しっかり大きなメバルも棲んでいます。



大きな目を見開いているから「メバル」、浜名湖のご馳走魚、クロダイ、
セイゴ、カレイにヒラメなど、さまざまにかかるから刺し網は面白い。

刺し網には多くの藻がかかり、片付けと明日の準備が大変な漁です
が、魚種豊富な浜名湖ではそれ以上の楽しみがあるといいます。



浜名湖で人気の釣り魚「マンタイ」です。
マンタイとは「ヘダイ」のこと、鯛なのに「ヘ」とは残念な名前だと思って
いると、この鯛は口を閉めていると「ヘの字」に見えることからだそうです。

港に行くたびにひとつ教えていただける。豊富な魚種ごとにさまざまに
学ぶことができるのです。

南浜名湖あそび隊!は雄踏に兄弟ブログを持ちました。
南浜名湖雄踏あそび隊!」をよろしくお願いいたします。

※取材協力:彦四丸 英二船長

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