昨晩から今朝は曇りの予報に、残念に思っていた早朝の日食ショ
ーをなんとか見ようと弁天島の潮干狩り桟橋は近隣のみなさん、
弁天島のホテル群に宿泊したみなさんが集まりました。
弁天島のシンボル赤鳥居の正面にある潮干狩り桟橋の上では、
南浜名湖あそび隊にすばらしい写真を提供いただいている「船上
カメラマン」こと
さんが観察のお世話をしています。
7:20分過ぎ、かつて天女が舞い降りたという弁天島の空で天体
ショーがはじまります。
雲が大きく切れて陽射しが戻り、まぶしい空を見上げる人が声を
あげはじめます。
「日食」のはじまりです。
さらに弁天島の天女さまは日食観察メガネを持たない私たちに
素敵なプレゼントをしてくれました。
真っ黒な小さな雲が陽射しにかぶり、巨大な観察メガネとなって
被っていきます。
金冠になりつつある、なった、また金冠を膨らめてゆくさまを赤鳥
居の前の桟橋に集まったみんなに見せてくれたのです。
南浜名湖弁天島の地に数十年ぶりにやってきた天文ショー。
黒雲のフィルターは私たちの眼に安全に、そして全ての人に平等
にそのすばらしい不思議を見せてくれました。
南浜名湖に金冠輝く。シーズンはじまり初夏を迎えた南浜名湖に
早暁から遠州灘に向った船たちが水揚げに戻り始めます。
豊かな海、そして空、天女の恵み豊かな地にすばらしい天文ショー
が開かれた今日の朝でした。