舞阪港妙将丸のササガニと「はまなこ里海の会」
前日の午後遠州灘広く刺し網を仕掛け、深夜網を揚げて港に戻り、
刺し網からヒラメ・マゴチ・ササガニなどをはずす。
味が濃くて味噌が濃厚なササガニは主に刺し網漁で獲られていま
す。
先日
漁徳丸のエージ船長のご厚意で遠州灘で
刺し網を仕掛ける
「妙将丸」の様子を取材できました。
長いながい網を遠州灘に入れてゆく作業の様子でした。
網を揚げて港の小屋に戻るのが午前3時頃、そこから家族揃って
の網はずしが始まります。
じつは妙将丸の鈴木船長は浜名湖を育て守る「
はまなこ里海の会」
の会長さんです。
年間を通じて稚魚放流やアマモ場の観察、
えんばい朝市でのプレ
ゼンなど地元漁師さんも多く参加する舞阪の心を育てる団体を運
営しています。
舞阪は海辺の町だけでなく働く漁師さんが住む町です。
その現場を知る鈴木さんらが海を大切に育てる運動をしているの
です。
鈴木さんの足元のバケツにははずされたササガニが元気にガサガ
サと動いています。
里の海を大切に、それは漁師さんだけでなく私たちも共通の心で
す。
暮らしの場である浜名湖の今を知る妙将丸の作業小屋は家族で働
く里海の町、舞阪を表しているのです。
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