舞阪港妙将丸のササガニと「はまなこ里海の会」

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年07月07日 07:10



前日の午後遠州灘広く刺し網を仕掛け、深夜網を揚げて港に戻り、
刺し網からヒラメ・マゴチ・ササガニなどをはずす。
味が濃くて味噌が濃厚なササガニは主に刺し網漁で獲られていま
す。

先日漁徳丸のエージ船長のご厚意で遠州灘で刺し網を仕掛ける
「妙将丸」
の様子を取材できました。
長いながい網を遠州灘に入れてゆく作業の様子でした。



網を揚げて港の小屋に戻るのが午前3時頃、そこから家族揃って
の網はずしが始まります。
じつは妙将丸の鈴木船長は浜名湖を育て守る「はまなこ里海の会
の会長さんです。



年間を通じて稚魚放流やアマモ場の観察、えんばい朝市でのプレ
ゼン
など地元漁師さんも多く参加する舞阪の心を育てる団体を運
営しています。



舞阪は海辺の町だけでなく働く漁師さんが住む町です。
その現場を知る鈴木さんらが海を大切に育てる運動をしているの
です。

鈴木さんの足元のバケツにははずされたササガニが元気にガサガ
サと動いています。
里の海を大切に、それは漁師さんだけでなく私たちも共通の心で
す。

暮らしの場である浜名湖の今を知る妙将丸の作業小屋は家族で働
く里海の町、舞阪を表しているのです。

関連記事